模写

 


最近、模写をしてみてる

















白や金や褐色が混ざった髪の色を見るとティファニーで朝食をのホリー・ゴライトリーを思い出す


「常識にとらわれず偽物の居場所に落ち着くことに違和感を覚えられる人物」








色んな色が混ざった髪の毛、名無しの猫と暮らし憂鬱をブルーではなく赤でたとえるホリー。冷蔵庫のなかにはなぜか入ってるバレエシューズ🩰おそらく酔って入れたのだろう。自分でもよくわからないといったように首を傾げ、シャンパングラスにミルクを注ぐ。ブルーのアイマスク、タッセルの耳栓。映画の冒頭の、早朝のニューヨークの5番街で、細身の黒のドレスを着てパンとコーヒー片手にティファニーのお店のウィンドウの前で食事するホリー。一度観たら焼きついて忘れないあの冒頭シーンの雰囲気がすきでなんども見返した。予測のつかないホリーの一挙一動に目を奪われる。


自分のエゴというものを一切殺して誰かに尽くすより、自分の思うままに生きることに魅力があるのだ。こうした価値観をはっきりと言葉にできるホリーは、保守的な風潮があった戦後のアメリカにおいてはある意味でアンチヒーローとしての役割を果たしていたともいえる。


ホリーはそれだけ異端な存在である。 

そんな時代に対するアンチヒーローとして自由に生きるホリーに魅力を感じ、それが作中の場面による色の表現の違いにつながったのだと考えられる。




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