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憧憬と義憤とジェラシーとルサンチマンとシャーデンフロイデ

憧憬   その感情 : 私たちは自分が持ってない才能や容姿などを持つ誰かに憧れを抱き、自分をそれを手にする努力をする。 嫉妬との違い : 他人が持っているものを自分が持っていないという状況に苦しみ、他人がそれを失うことを切望する。 義憤 その感情 : どこか道徳的に正当化できる。その人物に相応しくない成功や幸運があれば誰でも義憤の対象となる。 嫉妬との違い : 嫉妬の宛先は自分との比較に限られる。しかもその人物に相応しいものであったとしても、嫉妬者はそれに我慢できない。 ジェラシー その感情 : 嫉妬との区別は難しく、両者は入り混じっているが、ジェラシーは「喪失」にかかわる。つまり、ライバルが自分のものを奪おうとしていると考える。 嫉妬との違い : 嫉妬は「欠如」にかかわる。つまり、自分がほしいものをライバルが持っていると考える。 ルサンチマン その感情:  どうしても手に入れることのできないものがあるとき、その価値を否定することで満たされない要求を慰撫する心性の働き。政治的その他において形式的に平等な権利が認められながら、実際にはきわめて不平等なわたしたちのような社会で生じやすい。 嫉妬との違い : 嫉妬感情はルサンチマンを引き起こす一つの燃料であり、高貴な価値を否定するルサンチマンとは区別可能。 シャーデンフロイデ その感情:  他人の不幸は蜜の味。他人の不幸から喜びを引き出している点で大いに恥じるべき感情 嫉妬との違い :シャーデンフロイデは嫉妬感情と密接に絡みあっている。 つまり、妬みの対象が不幸のどん底にあるのを目の当たりにすると嫉妬はシャーデンフロイデに転生する。 引用元: 嫉妬論 民主社会に渦巻く情念を解剖する (光文社新書 1297) https://amzn.asia/d/3aFk1G2 ひとことで嫉妬といっても、嫉妬と妬みも違うし、ドイツ語のシャーデンフロイデは日本だと他人の不幸は蜜の味といわれるあれのことで、またニーチェのいうルサンチマンもそれぞれ少しずつ違う。ややこしいけど、細かく分解して分析してみることは大切だと思う。 女の敵は女とかいう人もいて、「女性をいじめる最大のグループは女性だった」とか 「女性は職場で男性よりも女性から不公正・非礼をうけており、女性の幸福度の低下させ、離職意欲を増加させている」とか「女性は容姿のいい同性にネガティ

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